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2009年8月22日現在

色のついた植物名をクリックすると写真が見れます(新たなウィンドウが開きます)。
開花植物
アイズヒメアザミ
アキノキリンソウ
アケボノソウ
アサマフウロ
アシタカジャコウソウ
アズマレイジンソウ
イヌショウマ
イヨフウロ
ウド
ウラハグサ
エゾノコギリソウ
エゾミソハギ
エゾリンドウ
オオガンクビソウ
オオニガナ
オオマルバノホロシ
オオヤマハコベ
オクモミジハグマ
オタカラコウ
オトコエシ
オミナエシ
ガマ
カワチハギ
キバナアキギリ
キリガミネトウヒレン
キレンゲショウマ
ギンパイソウ
キンミズヒキ
キンロバイ
クサボタン
コアカソ
ゴマナ
サラシナショウマ
サワギキョウ
サワシロギク
サワゼリ
シオン
シシウド
シラヤマギク
シロバナツルボ
シロバナヤマジノホトトギス
シロヨメナ
セイヨウトラノオ
センボンギク
タマアジサイ
チョウセンヨメナ
ツリガネニンジン
ツリフネソウ
ツルボ
ツルリンドウ
テンニンソウ
ナガバノコウヤボウキ
ナンブアザミ
ニシキハギ
ニッコウアザミ
ヌスビトハギ
ノコンギク
ノダケ
ノダケモドキ
ノハラアザミ
ノブキ
ハッカ
ハナタデ
ハンゴンソウ
ヒカゲイノコズチ
ヒヨドリバナ
フシグロセンノウ
ヘクソカズラ
ミズヒキ
ミゾソバ
ミソハギ
ミゾホオズキ
ミツモトソウ
ミヤギノハギ
ムカゴイラクサ
モミジガサ
ヤナギタンポポ
ヤブラン
ヤマジノホトトギス
ヤマトリカブト
ヤマニガナ
ヤマハギ
ヤマハハコ
ユウガギク
ユキハギ
レンゲショウマ
ワスレナグサ
ワレモコウ




オミナエシ
 オミナエシは、秋の七草にも数えられる代表的な秋の花です。同じオミナエシ科オミナエシ属のオトコエシと共に、薬用や鑑賞に古くから用いられてきました。名前の由来ですが、黄色い花色から粟飯を意味する「をみなへし」と呼び、同じような姿で白い花を咲かせるものを白飯を意味する「おとこへし」=オトコエシと呼んだとされています。しかし、深津正氏(「植物和名の語源」八坂書房)によれば、粟飯を「をみなへし」と呼ぶのは室町以降のことなので、万葉集にも載るオミナエシの語源ではあり得ないと断じています。深津氏は、オミナエシの漢名である「敗醤」の音読み「はいしょう」が転じて「へし」となり、葉の幅が広く毛の多い方をオトコエシ、黄花で美しい方をオミナエシと名付けたのではと提唱していますが、結局の所はよく分かりません。オミナエシは実験室前芝生、オトコエシは入り口最寄りのトイレの脇あるいは石標1の向かい付近にあります。

photo [園内育成部(非公開) 09.08.21 撮影]
オミナエシ(女郎花)
Patrinia scabiosifolia Fisch. ex Trevir.
photo [石標1付近 09.08.17 撮影]
オトコエシ(男郎花)
Patrinia villosa (Thunb.) Juss.
ハギ
 ハギもオミナエシと同様に秋の七草の一つに数えられますが、万葉集で最も読まれた(142首)植物であり、古来から日本の野山の花を代表する花であったことが分かります。園内には、下記の他ユキハギ、キハギ、ニシキハギ、カワチハギ、ケハギなどがあり、またヌスビトハギやハイメドハギ、センダイハギのようにハギの名を持つ植物が多数あります。
photo [石標92付近 09.08.10 撮影]
ヤマハギ(山萩)
Lespedeza bicolor Turcz.
 山地に普通に生える低木です。枝があまりしだれないのが特徴とされますが、写真のものは露でしなだれています。秋の七草の「萩」はこのヤマハギを指すとされています。
photo [ミズバショウ池 09.08.17 撮影]
ミヤギノハギ(宮城野萩)
Lespedeza thunbergii (DC.) Nakai
 山野に普通に生えますが、よく植栽されています。ヤマハギと異なり枝がよくしなだれるのが特徴で、一般的なハギのイメージとしては、こちらの方が近いかもしれません。宮城野は、仙台市の東部にあたる宮城野原を意味し、ここがハギの名所であったことにちなんだ名前です。

国立大学法人東京大学大学院理学系研究科附属植物園日光分園
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