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足下の花 先週の高木の花から視点を足下に移して、園内に咲く小さな花を集めてみました。大きさが1mm程しかない花もありますが、大きな花と変わらない構造と機能を持っています。 |
![]() ミツバ(三葉) Cryptotaenia canadensis DC. subsp. japonica (Hassk.) Hand.-Mazz. (セリ科) 野菜としてよく用いられる、ミツバの野生の姿です。名前の由来は、三つの小葉に分かれた葉の形状から。比較的湿った林床などに生え、全国的に分布しています。園内でも殆どの場所で見ることができます。 |
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![]() ヒメシロネ (姫白根) Lycopus maackianus (Maxim. ex Herder) Makino(シソ科) 山地の湿原に生える多年草で、分布は全国。地下茎が白いことに由来する名前です。ボックガーデンに咲いています。 |
![]() ヒメナミキ(姫波来) Scutellaria dependens Maxim.(シソ科) 湿地に生える多年草です。名前は、近縁のナミキソウ(波来草、波の打ち寄せるような海岸に生えることによるという)に由来します。 |
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![]() タニタデ(谷蓼) Circaea erubescens Franch. et Sav.(アカバナ科) 渓流沿いなど山地の湿った場所に生える多年草です。大谷川沿道の他、園内各地で見られます。タデ(蓼)に似ることからの名前です。花の付け根は実になる部分で、かぎ状の毛が密生するのが特徴的です。 |
![]() ツメクサ(爪草) Sagina japonica (Sw.) Ohwi(ナデシコ科) 細く尖った葉を鳥の爪に見立てたと言われています。よく似た名前のシロツメクサ(白詰草、マメ科)は、梱包材として箱に詰めたことによるので同音異義ですが、庭石や道路の縁石の隙間などにびっちりと詰めたように生えている姿をよく見かけますので、詰草でも印象的には当てはまります。 |
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![]() コケオトギリ(苔弟切) Hypericum laxum (Blume) Koidz.(オトギリソウ科) オトギリソウの仲間で、苔の名の通り大きくなっても高さ10cm程度にしかなりません。オトギリソウの名の由来になった黒い点(黒点)が全くないことが特徴です。 |
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ハシカグサ(麻疹草) Neanotis hirsuta (L.f.) W.H.Lewis var. hirsuta(アカネ科) ぱっと見た印象では、ハコベの仲間に見えますが、アカネ科のハシカグサ属に分類されます。名前の由来はよく分かりません。少し湿った林床や道端に生えるそうですが、実験室前の乾き気味のロックガーデンの上に花を咲かせていました。 |
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