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ギンリョウソウモドキ 初夏に咲くギンリョウソウによく似た、ギンリョウソウモドキが咲いています。開花時期からアキノギンリョウソウとも呼ばれます。外見はほとんど変わらないように見えますが、ギンリョウソウモドキの方が色が薄い褐色を帯びて透明感が薄いことと、鱗片があまり反り返らないこと、ギンリョウソウが液状果を作るのに対して、朔果であることなどが異なります。また、花の内部の構造も異なっており、ギンリョウソウがおしべの長さがそろっているのに対して、ギンリョウソウモドキは長短のおしべが交互に並んでいます。ギンリョウソウとは同じシャクジョウソウ科に属し、葉緑素を持たず菌から栄養を受け取って生きている(菌従属栄養性)という生活様式もそっくりですが、属は異なります。なお、ギンリョウソウモドキの方が学名の記載はずっと早く、ギンリョウソウ属:Monotropastrumの意味は、シャクジョウソウ属:Monotropaに似ているということで、「モドキ」の主客が逆転しています。石標24付近と85付近にあります。 |
![]() ギンリョウソウモドキ(銀竜草擬) Monotropa uniflora L. |
![]() ギンリョウソウ(銀竜草) Monotropastrum humile (D.Don) H.Hara |
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