東京大学大学院理学系研究科附属植物園
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ミズバショウ池

ミズバショウは多雪地の湿原に多く見られる植物で、早春の枯れ草色の風景のなか白い仏炎苞がとても目を引きます。有名な尾瀬では標高が高いため(1400m)6月上旬が花期となりますが、当園(647m)では3月下旬~4月上旬の開園のころが見頃です。数百株ほどのミズバショウが咲きそろいます。ミズバショウを追うように4月下旬にはミツガシワも咲きます。

初夏になると、ミズバショウの葉は1mほどにも成長します。その頃になると池の周りがカキツバタやヒオウギアヤメなどのアヤメ類で彩られます。池の周りでは、ヒオウギアヤメの変種、キリガミネヒオウギアヤメ(長野霧ヶ峰)とナスノヒオウギアヤメ(栃木那須地方)も見ることができます。内花被片の大きさや形などが異なります。

ヒオウギアヤメ
[2003年05月27日 撮影]
キリガミネヒオウギアヤメ
[2003年05月27日 撮影]
ナスノヒオウギアヤメ
[2003年05月27日 撮影]
初夏の風景
[2003年05月27日 撮影]
秋には周辺の木々が紅葉します。
[2018年10月30日 撮影]
案内看板が立ちました。
[2019年03月27日 撮影]
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