園内数箇所に植栽されていますが、事務室裏の個体を園外からフェンス越しに観察するのが容易です。園内でも一二を争うほど鮮やかな紅葉をするカエデです。名前は、成長すると樹皮が裂け、その様が鹿の子模様に見えることからと言います。A. ginnala var. aidzuense から学名が変更されました。タタールカエデの亜種とされたようです。タタールカエデはユーラシア大陸に広く分布していることが確認されており、固有種では無くなったようですが、固有の亜種とされます。葉の形はハナノキやウリカエデに似ていますが、ハナノキの葉は裏が白いこと、ウリカエデは樹皮や花の特徴が異なることなどから見分けられます。