東京大学大学院理学系研究科附属植物園
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コナラ林

駐車場から南側に降りると、そこに広がっているのがコナラ林です。毎年の下草刈りと落葉掻きにより林床はコケで覆われており、明るい林床からは様々な草本が芽吹き、キノコ類が生えます。

冬の初め、落ちきったコナラの葉は集められ、ロックガーデンの保温・保湿に使われます。また、数年熟成後に腐葉土として土壌改良に使われることもあります。

林床の草本の中でも、フシグロセンノウのオレンジ色は一際目を引きます。また、ひっそりと咲くギンリョウソウもよく観察できます。

カエデの真っ赤な紅葉も素敵ですが、コナラの黄〜オレンジ色の紅葉も迫力があります。

近年、栃木県でもカシノナガキクイムシが発見されたため、コナラ類の幹をビニールシートで覆う防虫措置を行っています。

[2018年11月06日 撮影]
[2018年11月06日 撮影]
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