カヤ

Torreya nucifera (L.) Siebold et Zucc. (イチイ科)

石標13番階段上付近に植栽されています。イチイ科の常緑針葉樹です。樹高は最大30m程の高木になります。葉は固く、やや幅広な基部から先端へかけて鋭く尖り、先端が二股に分かれるモミとは異なります。イチイ同様雌雄異株しゆういしゅです。

[石標13番階段上(立入禁止区域) 2025年02月07日 撮影]

[石標13番階段上(立入禁止区域) 2025年02月07日 撮影]

チャボガヤ endemic species to Japan

Torreya nucifera (L.) Siebold et Zucc. var. radicans Nakai (イチイ科)

石標6~70番付近、石標10番付近に植栽されています。カヤの多雪地型変種で、主に日本海側に分布しており、低木のまま地を這うように横に広がります。積雪の少ない日光では、あまり大きくはなりませんが立ち上がり気味です。カヤとの違いは形態のみで、園内で散見される稚樹がどちらかは成長を見守らないと分かりません(本来の分布ではカヤが多いはずだが、チャボガヤの方が植栽された個体が多く、中間的な個体が生まれている可能性もある)。

気孔帯はあまり目立ちません[石標70番付近 2025年02月07日 撮影]

[石標70番付近 2017年04月21日 撮影]