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2009年6月25日現在

色のついた植物名をクリックすると写真が見れます(新たなウィンドウが開きます)。
開花植物
アカショウマ
アカバナシモツケソウ
アワブキ
イブキジャコウソウ
イブキトラノオ
イボタノキ
イワガラミ
ウツギ
ウツボグサ
ウマノミツバ
ウメモドキ
ウラジロタデ
ウリノキ
オオバギボウシ
オオバナウツボグサ
オオマルバノホロシ
オカトラノオ
オニシモツケ
カンガレイ
キヌタソウ
キョウガノコ
キリンソウ
ギンパイソウ
ギンリョウソウ
キンロバイ
クガイソウ
クリ
クロヅル
クロバナロウゲ
コウホネ
コウリンタンポポ
コシジシモツケソウ
コメツツジ
サツキ
サワギク
シソバタツナミソウ
シモツケ
シライトソウ
シラタマノキ
シラン
シロバナシモツケ
シロバナヤエウツギ
セイヨウノコギリソウ
チシママンテマ
ツタバウンラン
ツルガシワ
トキワナズナ
ドクゼリ
ドクダミ
トチバニンジン
トリアシショウマ
ナツツバキ
ナツノハナワラビ
ナルコユリ
ナンテンハギ
ニッコウキスゲ
ニワフジ
ノハナショウブ
ハクチョウゲ
ハクロバイ
ハマナス
バライチゴ
ホザキシモツケ
マルバクワガタ
ミズチドリ
ミゾホオズキ
ミヤマヨメナ
ムカゴトラノオ
モミジカラマツ
ヤエウツギ
ヤグルマソウ
ヤブムラサキ
ヤマアジサイ
ヤマオダマキ
ヤマハタザオ
ヤマブキショウマ
ヤマボウシ
ヤワタソウ
ユキノシタ
リョウブ
ワスレナグサ


シモツケ(下野)
 シモツケは、バラ科シモツケ属(Spiraea sp.)の低木で、同じ属には 100種程が存在し、特に東アジアに多く分布しています。シモツケの名の由来は、下野の国(現在の栃木県)で最初に発見されたあるいは多く生えているから、細かな花が密生する様を霜をおろしたように見えるからなどという説がありますが、はっきりとしません。また、近縁の草本で似た花をつけるシモツケソウ属(Filipendula sp.)もあります。当園では以下に示したもの以外にも、トサシモツケ、イワガサ、ナガバイワシモツケなどが春から初夏にかけて咲きます。

photo [ボックガーデン 09.06.22 撮影]
シモツケ
Spiraea japonica L.f.
 北海道以外の日本各地、中国、朝鮮半島に分布します。日当たりの良い場所を好み1m程度の高さに成長します。シモツケソウ(クサシモツケ)と対比して、キシモツケ(木下野)の別名もあります。ボックガーデン脇やミズバショウ池などにあります。
photo [ボックガーデン 09.06.24 撮影]
シロバナシモツケ
Spiraea japonica L.f. f. albiflora (Miq.) Kitam.
 シモツケの白花変異種。アイズシモツケの別名もシロバナシモツケで、ややこしい。ボックガーデン脇などにあります。
photo [ミズバショウ池 09.06.26 撮影]
ホザキシモツケ
Spiraea salicifolia L.
 他のシモツケ類と異なり、穂状の花序を持ちます。湿地を好み、ボックガーデン、ミズバショウ池にあります。
photo [石標62付近 09.05.12 撮影]
アイヅシモツケ
Spiraea chamaedryfolia L. var. pilosa (Nakai) H.Hara
 福島県会津地方で発見されたことにより名付けられました。シロバナシモツケの他にカマナシシモツケ(山梨県の釜無渓谷に由来)の別名があります。山地に生え、北海道、中部地方以北、朝鮮、アジア東北部など広く分布します。ボックガーデン脇、石標62付近にあります。 今年の開花は終わりました
photo [石標62付近 09.05.21 撮影]
イワシモツケ
Spiraea nipponica Maxim.
 亜高山帯に生えるシモツケ類で、岩場を好むことから名付けられました。石標62付近などにあります。 今年の開花は終わりました
photo [ロックガーデン 09.05.22 撮影]
マルバシモツケ
Spiraea betulifolia Pall.
 高山帯に生えるシモツケ類で、本州中部から北海道、さらに東シベリアまで分布します。当園では、ロックガーデンにあります。 今年の開花は終わりました
photo [石標51付近 09.05.11 撮影]
シジミバナ
Spiraea prunifolia Siebold et Zucc.
 中国原産の花木。日本には古い時代に導入され親しまれてきました。雄しべと雌しべが花びらに変化しているので結実はしませんが、原産地には一重のvar. simplicifloraが自生します。石標51付近にあります。 今年の開花は終わりました


国立大学法人東京大学大学院理学系研究科附属植物園日光分園
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