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2009年6月18日現在

色のついた植物名をクリックすると写真が見れます(新たなウィンドウが開きます)。
開花植物
アカショウマ
アヤメ
イブキジャコウソウ
イブキトラノオ
イボタノキ
ウツギ
ウマノミツバ
ウラジロタデ
ウリノキ
オオマルバノホロシ
カキツバタ
ガクウツギ
ガマズミ
カンガレイ
キショウブ
ギンパイソウ
キンロバイ
クリ
クロヅル
クロバナロウゲ
コアジサイ
コウホネ
コウリンタンポポ
コシジシモツケソウ
コメツツジ
サツキ
サルナシ
サワギク
シソバタツナミソウ
シモツケ
シライトソウ
シラタマノキ
シラン
シロバナコアジサイ
シロバナヤエウツギ
シロハンショウヅル
チョウセンバイカウツギ
ツクシドウダン
ツタバウンラン
ツルガシワ
ツルマサキ
トキワナズナ
ドクゼリ
ドクダミ
トチバニンジン
ナスノヒオウギアヤメ
ナツノハナワラビ
ナルコユリ
ナンテンハギ
ニッコウキスゲ
ニワフジ
ネジキ
ノハナショウブ
ハクチョウゲ
ハクロバイ
ハマナス
バライチゴ
ヒオウギアヤメ
フタマタイチゲ
ホザキシモツケ
マルバクワガタ
ミズチドリ
ミゾホオズキ
ミヤマオトコヨモギ
ミヤマヨメナ
ムカゴトラノオ
モミジカラマツ
ヤエウツギ
ヤグルマソウ
ヤマアジサイ
ヤマオダマキ
ヤマハタザオ
ヤマブキショウマ
ヤマボウシ
ヤワタソウ
ユキノシタ
ユリノキ
ワスレナグサ


キイチゴ(木苺)
 キイチゴは、バラ科のキイチゴ属(Rubus sp.)の総称です。日本には約50種が自生しています。この内、園内ではモミジイチゴ、ニガイチゴ、バライチゴ、ハスノハイチゴなどの6種類を見ることができます。
※園内の植物は研究に用いられています。また、果実は野生動物の大事な餌資源にもなっています。美味しそうに見えても、採取はおやめ下さい。

photo [石標7付近 09.05.01 撮影]
モミジイチゴ
photo [石標1付近 09.06.10 撮影]
モミジイチゴ
Rubus palmatus Thunb. var. coptophyllus (A.Gray) Kuntze ex Koidz.
 東日本で広く見られるキイチゴです。葉がモミジのように手のひら状に3-5裂することから、この名が付きました。中央の裂片が突出するものをナガバモミジイチゴ(Rubus palmatus Thunb. var. palmatus)といい、主に西日本に分布します。甘くて美味しい実がなります。園内の各所で見ることができます。
photo [石標12付近 09.05.12 撮影]
ニガイチゴ
Rubus microphyllus L.f.
 当園ではあまり生えていませんが、山野に一般に生えます。ニガイチゴと名は付きますが、果実は苦くなく食べることができます。名前は、小核(種子を含んだ硬い部位)に苦みがあるとされることに基づきます。石標12と13の間などに生えています。
photo [那須塩原市 09.06.13 撮影]
ニガイチゴ
photo [石標11付近 09.05.15 撮影]
ハスノハイチゴ
photo [石標7付近 09.06.18 撮影]
ハスノハイチゴ
Rubus peltatus Maxim.
 林床にまれに見られるキイチゴです。5月半ばから末にかけて、大きな葉の下に隠れるように4cm程度の白い花をつけます。しかし、花は扁平で下を向いており草丈もそう高くならないため見過ごしてしまいがちです。実はキイチゴには珍しく白い色のまま熟します。石標5から12あたりに掛けて多く見られます。
photo [ボックガーデン裏 09.06.05 撮影]
クロイチゴ
Rubus mesogaeus Focke
 花弁は開花しても花柱側に寝たままで、一見開花していることが分かりません。ナワシロイチゴ(Rubus parvifolius L.)など同じような花の構造を持つものも少なくありません。石標7と8の間にあります。
photo [ボックガーデン裏 09.06.03 撮影]
クロミキイチゴ
Rubus allegheniensis Ced.Porter
 北米原産のキイチゴです。英語圏では、実の構造などによりキイチゴをラズベリー、ブラックベリーなどに分けますが、こちらはブラックベリーに属し、英語ではalleghany blackberryあるいはcommon blackberryと呼ばれます。花は房状に一杯に咲かせ、花期も長いようです。


国立大学法人東京大学大学院理学系研究科附属植物園日光分園
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